「電気を遮断する設備がいくつかあるけど、違いがわからない」
どーも、つねです。
今回は受配電設備の遮断装置についてまとめました。
受配電設備には、いくつか電気を遮断するための装置がありますが、
遮断できる電流が異なります。
電流が流れている回路を開放すると、アーク放電が発生します。
開放するためにはそのアークを消す必要があり、その能力を消弧性能と呼びます。
短絡電流 | 負荷電流 | 無負荷 | |
断路器(DS) | × | × | 〇 |
高圧負荷開閉器(LBS) | × | 〇 | 〇 |
遮断機(CB) | 〇 | 〇 | 〇 |
断路器 DS
断路器には消弧機能はないです。
遮断器等で電流を遮断しなければ、開放できないよう
インターロックスイッチがついていることもあります。
高圧負荷開閉器 LBS
LBSには消弧室を設け、負荷電流であれば消弧できます。
LBSにはヒューズ付きのものもあり、ヒューズの溶断によって、
短絡電流も開放することができます。
本LBSを主開閉器として使用するPF・S型があります。
遮断器 CB
遮断機は短絡電流でも開放できる消弧機能が備わっています。
真空で吹き消しすVCBが主流です。
他にもSF6等ガスを使う、GCBや絶縁油を使うOCB等、
消弧材によって、名称が異なります。
以上、【電気設備wiki】DS(断路器)・高圧負荷開閉器(LBS)・CB(遮断機)の特徴でした!
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