【電気設備wiki】UGSとPASの違いと機能

【電気設備wiki】PASとUGSの機能と違い電気設備wiki
【電気設備wiki】PASとUGSの機能と違い

「UGSとPASの違いがわからない」

こんな方に向けて書きました。

どーも、つね(@output21599994)です。

今回は、電力会社との区分開閉器(責任分界点に置かれる開閉器)である

PASとUGSの特徴と違いについてまとめてみました。

電験三種の電力科目でも出題されるので、ぜひマスターしくださいね!

UGSとPASの違い

UGS(Underground Gas Switch)は地中配線の場合
PAS(Pole Air Switch)は架空配線の場合に電力会社との区分開閉器として使用されます。

機能


UGSは絶縁材にSF6等のガス(gas)、

PASは空気(air)を使用しています。
昔は、ガスを絶縁材と使用しているPGS(Pole Gas Switch)もありましたが、
ガス漏れ等があり、現在は使用されていません。
PASやUGSは負荷電流は遮断できますが、短絡電流は遮断できません。

基本的には地絡継電器が付属しています。

SOG(Storage Over Current Ground)機能

SO機能(Strage Over Current)

【前提】
・UGSやPASは過電流を遮断する能力がありません。
・送電線は複数の需要家に電気を供給しています。
【機能】
過電流を記憶する機能です。
過電流が発生した場合は、電力会社側の開閉器が検知して電流を遮断します。
電流の遮断を確認して、UGSやPASが開放します。
その後、電力会社が再閉路して電気を供給するので、事故箇所だけが取り除かれます。

DGR機能(Directional Ground Relay)


地絡方向継電器機能です。需要家設備で地絡事故が発生した場合、
電力会社よりも早く電路を遮断して、波及事故を防ぐのが目的です。

以上、【電気設備wiki】PASとUGSの機能でした。

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