【トラブルシューティング】ELCBがトリップ!三相モーターの故障対応

【トラブルシューティング】ELCBがトリップ!三相モーターの故障対応電気設備wiki
【トラブルシューティング】ELCBがトリップ!三相モーターの故障対応

どーも、つねです!

今回は私のデータセンター運用の業務の一つである障害発生時のトラブルシューティングについて解説したいと思います。

三相モーターの上位側のELCBでトリップした際のトラブルシューティングについて解説します。

データセンターでは多くのモーターが用いられています。空調用のファンやコンプレッサー、燃料ポンプや給水ポンプなど。

これらのポンプの上位側にはELCBが用いられています。ELCB(Earth-Leakage Circuit Breaker)とは、漏電をZCTで検知して、一定以上の漏電電流が流れた場合、開放する機能があるブレーカーです。

ポンプの異常時や、電路の異常時はこのELCBがトリップし、ポンプの保護や、上位側への波及事故を防止します。

実際、ELCBがトリップした場合はどのようにトラブルシューティングするのでしょうか。

【トラブルシューティング】ELCBがトリップ!三相モーターの故障対応

図面を確認する

以降、メガーで回路に電圧をかけるので、以下を確認しましょう。

インバーター等の電子機器がつながっていないか

・VTが入っていないか

インバーターにメガーをかけると故障の原因になります。VTがあると、絶縁抵抗値が正しく測定できません。まずは、図面で電気回路の確認をしましょう。

対地間の絶縁抵抗測定を行う


R-E、S-E、T-Eの三相の対地間をメガーであたりましょう。
・抵抗がゼロ:地絡
・抵抗が∞の場合:正常
※三相モーターは結線されているので、三相当たらなくてもよいのではと思うかもしれませんが断線の可能性もあるので、三相当たりましょう。

相間の絶縁抵抗測定を行う


モーターの巻線の健全性を確認することができます。
・抵抗がゼロの場合:短絡
・抵抗が∞の場合:断線
・抵抗が数Ω~数10Ω:正常

巻線が焼き切れて断線している場合は、異臭がすることもあります。五感を駆使して、故障個所を特定しましょう!

モーターの修理


故障原因が特定できれば、モーター屋さんを呼んで修理を依頼しましょう。巻線を巻きなおすか、モーター本体ごと交換するか、コストや他部品の劣化具合を踏まえ判断しましょう。

RCA(Root Cause Analysis)根本原因分析

ここからが運用の腕の見せ所です!

事象が発生した原因を特定し、再発防止策を検討しましょう。


・熱
周囲温度が40度以上だと劣化が進行し、巻線の焼損が発生します。またベアリングの劣化で回転の抵抗が大きくなり、熱が発生することもあります。

・湿度
湿度の上昇により、コイルが吸湿し、劣化します。また、結露が発生すると漏電が発生する場合があります。

・汚損
モーターの汚損で回転抵抗が大きくなり、劣化につながります。

・電気的影響
インバーターが接続されているモーターの場合、インバーターの出力不良の可能性もあります。

以上、三相モーターのトラブルシューティングについてでした。

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