「防火防災管理者講習ってどんな内容なの?」
「防火防災について体系だって学びたい」
こんな方に向けて記事を書きました。
どーも、つね(@output21599994)です。
今回は、防火防災管理者講習を実際に受けてきたので
内容について、感想交えてお話させていただきます。
消防法は建物を建てるうえで建築基準法にならび非常に重要です。
また、危険物乙四や消防設備士の資格取得でも消防法が問われます。
そういった意味で消防法を体系だって学びたいという思いがあり、
本講習を受講しました。
防火防災管理者とは?
防火管理者と防災管理者二つの資格があります。
(防火管理者にはさらに甲種と乙種があります)
建物の用途、収容人数、敷地面積によって、防火対象物として扱われ、
防火管理者、もしくは防火防災管理者を選任する必要があります。

防火管理って何のこと?

火災の発生を防止し、かつ万一火災が発生した場合でもその被害を
最小限に止めるため、必要な万全の対策を樹立し、実践することです!
具体的な、役割としては、以下です。
- 消防計画の作成
- 自衛消防隊の結成
- 避難訓練の実施
時間割
時間 | 講習科目等 |
---|---|
9:00~ 9:10 | 講習案内 |
9:10~10:50 | 過去の災害事例と防火・防災管理制度 |
11:00~12:00 | 火災に関する基礎知識 |
13:00~14:00 | 火災事例と出火防止対策 |
14:10~15:10 | 施設・設備の維持管理 |
15:20~16:50 | 消防用設備等の操作要領 |
16:50~17:00 | 事務連絡 |
二日目
時間 | 講習科目等 |
---|---|
9:00~ 9:10 | 講習案内 |
9:10~10:10 | 地震・その他の災害対策 |
10:20~11:20 | 自衛消防の活動 |
12:20~13:20 | 災害対策の実施要領 |
13:30~15:00 | 消防計画の作成要領 |
15:10~16:10 | 防火・防災管理の進め方 |
16:10~17:00 | 効果測定及び修了証交付等 |
防火防災に関する体系だった知識と、
消防法、建築基準法との関連性
各種消防設備のOJT等、
学ぶことが多い、非常に濃い二日間でしたね。
効果測定
二日目の最後に効果測定という名の確認試験があります。
合計20問、20分で●×で回答するというものでした。
講義の中で、効果測定で出る問題を言ってくれるので
講義をしっかり聞いていれば、問題なく回答できます。
点数が低ければ、補講があると冒頭でお話がありましたが、
200名以上全員が補講はなかったので、あれは講義をしっかり聞くようにする
一種のおどしだったからもしれませんね。(笑)
施設管理で知っておくべき消火設備の使い方
実際の職場で使える消火設備の使い方をいくつか紹介します。
スプリンクラー設備
スプリンクラーヘッドが72℃以上になると、自動で水が出ます。
復旧操作をしないと、水が止まりません!止めないと水没等二次災害が発生します。
【復旧方法】
・各フロアのアラーム弁室の制御弁を【閉】(通常開)
・1Fのスプリンクラーポンプ制御盤の停止スイッチを押す
消火器
使えるのは天井に火が上がるまで、それ以上燃えていたら消火栓やガス消火
噴射時間14-16秒(意外と短い)
噴射距離3-5m(近づきすぎない)
火や煙ではなく、可燃物実体に噴射する
消火栓
最初に起動ボタン押す!押さないとポンプが起動せず、水が出ない。
ガス消火設備
起動後は消防が来るまで部屋に入らない!
以上、【徹底解説】防火防災管理者講習とは?でした。
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