「電気技術者として、よりどころになる基準や規定を知りたい」
「電験の法規科目をもっと深く勉強したい」
こんな方に向けて記事を書きました。
どーも、つねです!
今回は、電気技術者のよりどころとなる
電気設備に関する技術基準を定める省令(電技省令)と
より具体的な、電気設備の技術基準の解釈(電技解釈)と
電技省令・解釈を補完する民間自主企画である内線規程について紹介します。
電技省令・解釈については、電験の法規科目で出題されるのでおなじみだと思います。
電験三種を勉強中のかたは以下記事もご参照お願い致します。
電気事業法ですべての電気工作物は
技術基準通りに維持されなければならないと定められています。
内線規程は民間規格で、
電気設備に関する技術基準を定める省令や電気設備技術基準の解釈を補完し、
具体的に規定するものです。
電気技術者として、この基準・規定はおさえておきたいですね!
すべて暗記するという意味ではなく、何か疑問に思った際に、
本基準・規定を振り返り、行動できる習慣をつけたいと私自身思っています!
それでは、本基準・規定の概要と、学ぶための本を紹介します!
電技省令・解釈
こちらの基準は経済産業省から発行されています。
電気主任技術者の法規科目で問われるので、
電験をお持ちの方は概要はご存じだと思います。
規制の内容は以下です。
(1)電気工作物は、人体に危険を及ぼさないように、
または物件に損傷を与えないようにすること
(2)電気工作物は、他の電気的設備その他の物件の機能に、
電気的または磁気的な障害を与えないようにすること
(3)電気工作物の損壊により、電気の供給に著しい支障を及ぼさないようにすること
本基準+図解付きで解説しているのが、オーム社が出版している本です。
各基準の原文とその解説がうまくまとめられています。
原文だけだといまいちイメージができないものも、
この本を読むとスッと入ってきますよ!
電験の勉強にも有用です!電気技術者を目指す方は必帯の一冊です!
内線規程
需要場所における電気設備の保安の確保及び電気の安全に資することを目的とし、
一般用電気工作物及び自家用電気工作物(特別高圧に関する部分を除く)の
設計、施工、維持、検査の基準として、制定以来、日本において広く利用され、
実績ある屋内配線工事等の代表的な民間自主規格であり、
電気設備に関する技術基準を定める省令や電気設備技術基準の解釈を補完し、
具体的に規定するものです。(wiki参照)
こちらは内線規程の原文です。各電力会社で巻末付録が異なりますが、本文は同様です。
続いて、紹介したいのが、内線規程のQAをまとめた本です。
こちらは本ブログを書こうと思ったきっかけの本です!
丁寧な解説があり、内線規程がぐっと近くに感じられる本です!
原文と合わせてこちらの本の購入を強くオススメします!
困ったときにはこれらの規格に振り返る習慣をつけたいと思っています!
以上、皆様の一助になると幸いです。
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