どーも、つねやまです。
今回は、私が2019年に電験三種四科目を
「一発合格」した際の体験記を書きたいと思います。
特に、今年、電験三種を初めて受験されるた方には
ためになることも多いと思いますので是非読んでくださいね。
結論
①過去問で傾向確認、合格までのGAP認識
②参考書を通読+Youtubeの「電験合格」で苦手克服
③過去問演習+参考書で復習
私のスケジュール

①過去問(一年分のみ)
まずは直近の過去問を解いてみて、自分の実力と、
合格点までのGAPを認識することから始めました。(理論以外はほぼ全滅でした)
もう一つの目的は、試験傾向をつかむことが重要です。
どのような、問われ方をして、どのように回答するのかを知り、
これを意識しながら、参考書を読むことで、効率の良い学習ができます。
最初に過去問演習をするのは苦痛ですが、
アウトプットを意識して学習できるのでオススメです!
②理論
四科目中、すべての基礎となるのが理論です。最初にやるべき科目です。
以降の順番にそこまでこだわりはないですが、理論だけは最初にやるようにしましょう!
理論科目の大まかなコンテンツです。
- 直流回路
- 静電気
- 電磁力
- 交流回路
- 三相交流回路
- 過渡現象とその他の波形
- 電子理論
- 電気測定
私は、電気系の大学を出ていたので、理論の参考書は一日でサーっと流しました。
演習でわからないところがあったら、参考書をじっくり読むという感じです。
TACの参考書の演習問題は一週間で一周やり切りました。
③電力
電力はかなり苦戦しました。
現職は特高の需要家(特別高圧の電気を使う側)の設備保守なので、
発電、変電、送電の知識がほぼありませんでした。0からの学習になりました。
TACのみんなが欲しかった!シリーズの参考書は、
フルカラーで絵が多く、イメージを作るのに大変助かりました。
参考書読むだけでも一週間かかりました。
その後、演習問題を三週間かけて一周じっくりとやりました。
- 水力発電
- 火力発電
- 原子力発電
- その他の発電
- 変電所
- 送電
- 配電
- 地中電線路
- 電気材料
- 電力計算
- 線路計算
- 電線のたるみと支線
④機械
電験三種で最難関といわれる科目ですが、私も一番苦戦しました。
TACの参考書だけでは、機械の動きをイメージできず、動画の教材を探しました。
YouTubeではそれぞれのプロの方が、丁寧な動画を作っているので、
その動画を見つつ理解を深めました。この過程で”電験合格”のYouTubeを発見しました。
四科目すべてについて、講義があり、非常にわかりやすい説明なのでオススメです。
- 直流機
- 変圧器
- 誘導機
- 同期機
- パワエレ
- 自動制御
- 情報
- 照明
- 電熱
- 電動機応用
- 電気化学
⑤法規
電験の法規は、暗記だけではなく、4割程度計算問題が出ます。
私は、丸暗記が苦手なので、計算を得点源にできるよう、意識しました。
絶縁耐力試験の電圧値や、接地の種別など、
法律を理解することは実務レベルでかなり役立ちます。
- 電気事業法
- その他の電気関係法規
- 電気設備の技術基準・解釈
- 電気設備技術基準(計算)
- 電気施設管理
⑥演習の間違った分復習
四科目一通りの参考書を終わらせたところで、8月になっていました。
私が、資格勉強の際心掛けていることが、一度で理解しようとしないことです。
ここまで学習してきた、参考書と演習問題には、
理解できなかったところ、間違えたところに付箋を貼っています。
ここまではこの自分がわからないところ、
苦手なところを見つけてあぶりだす作業です。このあぶりだした箇所をつぶすのが学習です。
⑦過去問(10年分)
やっと、過去問演習に入ります。
最初は時間を意識せず、1科目ずつ通しで回答し、解説を読み、
間違った問題については印をつけ、また解説を参考書に書き込み、参考書に付箋を貼ります。
そうすることで、自分の苦手箇所を重点的に克服できる参考書が出来上がっていくのです。
⑧過去問の間違った分復習
すべての過去問を2周、3周するのはナンセンスです。
間違った箇所でだけでよいです。チェックがついている個所を理解できるまで周回します。
の参考書だけで理解できなければ、YouTubeや、インターネットの解説を探しましょう。
以上です。いかがでしたか、皆さんの資格取得の一助になると幸いです。
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